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DatSCANにおける被殻の部分容積効果

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線条体は細い組織。解像度が落ちると、集積が低下しているように見えてしまいます。 例えば、これは私が作った擬似的なDatSCAN画像。右の被殻に相当するところを細くして見ました。 これにスムージングをかけて解像度を落とします。 ご覧の通り、右被殻は集積低下しているように見えます。これが部分容積効果です。小さいもの、細いものは、SPECT・PETのような解像度の悪い画像は苦手です。放射能の集積が少ないと、見えるべきものが見えなくなるのです。

共同研究

他の施設と共同で研究するときは、始める前に会議を実施し、誰が論文書くか、誰がcorresponding authorで、共著に入れるか、お金を出すか、どこでやるかなど、事前に決めましょう。

ALS機能評価スケール(ALSFRS-R)

1 .言語 4 .正常 3 .軽度言語障害 2 .繰り返すと理解できる 1 .言語以外に伝達法を併用 0 .言葉にならない 2 .唾液 4 .正常 3 .口に唾液が溜まり夜間漏れる 2 .中程度に唾液が多く少し漏れる 1 .明らかに唾液が漏れる 0 .たえず紙やハンカチをあてる 3 .嚥下 4 .何でも飲み込める 3 .時々むせる 2 .食事内容の工夫を要する 1 .経管栄養が補助的に必要 0 .全面的に非経口摂取 4 .書字 4 .正常 3 .遅く拙劣だが判読できる 2 .判読出来ない文字がある 1 .ペンを握れても書けない 0 .ペンを握れない 5a .食物を切る・器具を使う(胃瘻なし) 4 .正常 3 .少し遅く拙劣でも介助なくできる 2 .遅く拙劣でも介助不要 1 .切ってもらえればゆっくり食べられる 0 .全面介助 5b .食物を切る・器具を使う(胃瘻あり) 4 .正常 3 .拙劣ながら動作はすべて自立 2 .閉じる・閉めるに部分介助 1 .介助者に少しだけ介助依頼 0 .どのような作業もできない 6 .身支度と身体の清潔 4 .障害なく正常に着る 3 .努力をし遅くとも完全自立 2 .時々介助あるいは工夫を要する 1 .介助が必要 0 .全面介助 7 .ベットでの体位変換とシーツ掛け 4 .障害なくできる 3 .努力を要し遅いが自立 2 .やっとできる 1 .開始の動作しかできない 0 .なにもできない 8 .歩行 4 .正常 3 .すぐ歩行困難 2 .介助歩行 1 .歩行不能 0 .意図した下肢の動きが出来ない 9 .階段昇降 4 .正常 3 .遅い 2 .軽度に不安定、疲れやすい 1 .介助を要する 0 .全く出来ない 10 .呼吸困難 4 .ない 3 .歩行時にでる 2 .食事・入浴・身支度一つ以上に出る 1 .坐位あるいは安静臥床時に出る 0 .呼吸器が必要 11 .起座呼吸 4 .ない 3 .通常は

MG-QOL15

MG 症状について以下の文がどれ位あなたに当てはまるか,最近約1ヶ月の状況についてお答え下さい. 以下すべてMG に関して 全くそうは思わない たまにそう思う 少しそう思う かなりそう思う とても強くそう思う 1 病状に不満である 0 1 2 3 4 2 物を見る際に支障が生じる 0 1 2 3 4 3 食べる際に支障が生じる 0 1 2 3 4 4 社会活動に制限が生じている 0 1 2 3 4 5 趣味や娯楽を以前ほど楽しめない 0 1 2 3 4 6 家庭での役割を十分に果たせない 0 1 2 3 4 7 症状のため行動に工夫が必要 0 1 2 3 4 8 仕事や立場に悪影響が生じた 0 1 2 3 4 9 話す際に支障が生じる 0 1 2 3 4 10 車の運転に支障が生じる 0 1 2 3 4 11 病気のため気持ちが落ち込む 0 1 2 3 4 12 歩行に支障が生じる 0 1 2 3 4 13 周囲と同じ早さで行動出来ない(公共の場所などで) 0 1 2 3 4

Quantitative MG (QMG) score

患者名        性別      ID 年 月 日 時 分 判定 無し 軽度 中等度 高度 点数 0 1 2 3 複視が生じるまでの時間(右・左 一方を選ぶ) 61 秒以上 11-60 1-10 常にあり 秒 上方視による眼瞼下垂出現までの時間 61 秒以上 11-60 1-10 常にあり 秒 眼輪筋、口輪筋の筋力 正常 完全に閉じれるが、少し弱い 完全に閉じれるが、簡単に開ける 完全に閉じることができない。 点 コップ半分の飲水 正常 軽度の咳、もしくはせき払いが起こる。 激しくせき込む、むせる、鼻へ逆流 飲水不可能。 点 1 から 50 まで大きな声で数える 正常 30-49 で構語障害出現 10-29 で構語障害出現 9 までに構語障害出現 まで 右腕の水平挙上時間(座位) 240 秒まで 90-239 秒まで 10-89 秒まで 0-9 秒まで 秒 左腕の水平挙上時間(座位) 240 秒まで 90-239 秒まで 10-89 秒まで 0-9 秒まで 秒 % 肺活量 80%

MGFA clinical classification

Class Ⅰ 眼筋型、眼輪筋の筋力低下も含む 他の全ての筋力は正常 Class Ⅱ 眼以外の筋の軽度の筋力低下 眼の症状の程度は問わない Ⅱa 四肢・体軸>口腔・咽頭・呼吸筋の筋力低下 Ⅱb 四肢・体軸 ≦ 口腔・咽頭・呼吸筋の筋力低下 Class Ⅲ 眼以外の筋の中等度の筋力低下 眼の症状の程度は問わない Ⅲa 四肢・体軸>口腔・咽頭・呼吸筋の筋力低下 Ⅲb 四肢・体軸 ≦ 口腔・咽頭・呼吸筋の筋力低下 Class Ⅳ 眼以外の筋の高度の筋力低下 眼の症状の程度は問わない Ⅳa 四肢・体軸>口腔・咽頭・呼吸筋の筋力低下 Ⅳb 四肢・体軸 ≦ 口腔・咽頭・呼吸筋の筋力低下 Class Ⅴ 挿管されている、人工呼吸器の有無は問わない 眼の症状の程度は問わない (通常の術後管理は除く。経管栄養のみで 挿管されていない場合は IVb に含む)

縮瞳の局所診断

縮瞳の局所診断については、 こちら をご参照

良性発作性頭位めまい

Benign paroxysmal positional vertigo:BPPV Dix-Hallpike Test まず一方向に45度首を傾け上体を仰臥位にする。この時、患側が下になっていれば眩暈が誘発される。 Epley maneuver この操作は,変位した耳石を卵形嚢に戻すことによって良性頭位めまいを治療するために用いられる。めまいが発生する頭位があれば,めまいがおさまるまでその頭位を維持する。 セモント法では,患者をストレッチャーの中央に上体を直立にして座らせる。患者の頭を健側の耳の方へ回転させ,操t作中ずっとこの回転を維持する。次に,患側耳の方の体側を下にして鼻が上を向いて横たわるように,患者の胴体を横向きにストレッチャーの上に倒す。この姿勢を3分間保った後,頭の位置は戻さずに患者の上体を素早く起こし,今度は反対側に,鼻が下を向くようにして横向きに倒す。この姿勢を3分間保った後,患者の上体をゆっくりと直立に戻し,頭を回転させて正常な位置へ戻す。 このページ に動画付きの、診断・治療法があります。

CV R-R

正常値 平均 下限 5~9歳 7.25 3.61 10~19歳 5.67 3.01 20~29歳 4.92   2.46 30~39歳 4.02 2.13 40~49歳 3.21 1.66 50~59歳 2.80 1.41 60~69歳 2.68 1.25 70~79歳  2.37 1.14