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髄液

正常初圧:60~150 mmCSF Ayala Index = (last pressure x V)/first pressure 4~7 nomal  4以下 脊椎管クモ膜下腔の狭窄  7以上 クモ膜下腔の拡大・髄液量の増加 頸静脈圧迫試験(Queckenstedt test)  両側の頸部を手で圧迫して、一時的に頚静脈の流れを遮ることで、脊髄くも膜下腔の閉塞がないかどうかを調べる検査です。  正常では10秒以内に圧が100 mmCSF以上あがります(Queckenstedt  陰性 )。また圧迫をやめると速やかに元の圧に戻ります。髄液圧が上昇すれば脊髄くも膜下腔の閉塞がない。上昇しなければ閉塞があると判断します(Queckenstedt 陽性 )。  初圧が高いときはやらない方が無難です。 髄液の外観 無色透明 キサントクロミー xanthochromia くも膜下出血 4週間以内 髄液タンパク増加時(150mg/dL以上) 黄疸 髄液細胞数 5 /μL 以下 蛋白 15〜40 mg/dL IgG index = (Liquor IgG/Alb)/(Plasma IgG/Alb) 0.34 〜 0.85  血中のアルブミン(通常g/dL)と髄液中のアルブミン(mg/dL)の単位が違うので、自分で計算するときは単位を合わせましょう。  多発性硬化症で高値のことが多い。視神経脊髄炎では上昇しないことが多い。 糖 50〜75 mg/dL  髄液中の糖分はほとんどがグルコースで、血糖値の約2/3、健常人では50~75mg/dLの値をとる。血糖より1~2時間遅れて平行的に増減することから、早朝空腹時に採取するか、同時に血糖値の測定も行うことが望ましい。