アルツハイマー病患者でのてんかん

進行期のアルツハイマー病患者ではてんかんはめずらしくありません。抗認知症薬はてんかんを誘発しやすくなることを留意しましょう。

ほとんどの場合、カルバマゼピンなど部分発作の薬がいいでしょうが、傾眠傾向になるかもしれません。しかし、BPSDなど精神症状を考えるとバルプロ酸は無難です。レベチラゼパムは易怒性が亢進するでしょう。

遷延性意識障害の原因が、非けいれん性てんかん重積である場合、抗てんかん薬投与で劇的に改善することがあります。 ガイドラインに詳しく記載されています。

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