瞳孔と薬剤 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ - 6月 07, 2018 薬剤による瞳孔の変化は覚えておくと救急現場では有用でしょう。 縮瞳 コリン作動薬 鎮静剤 ヘロイン(あへん系麻薬) 散瞳 覚せい剤 抗コリン薬 交感神経作動薬 コカイン リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
神経心理学的検査 - 11月 30, 2023 改訂長谷川式簡易知能評価スケール(Hasegawa’s Dementia Scale:HDS-R)は こちら 。HDS-Rは簡便で短時間で実施できます。記憶に重点を置いていて、高齢者に不向きな動作課題・視覚課題は避けられています。老眼でメガネを忘れてきて字が見づらい状態でも可能です(5つの物品テストで視覚を使いますが、ちょっと字が見えづらいレベルなら物品は認識可能なことが多い)。無料で使用可能です。 加藤伸司先生の原著 通りに実施することが重要です。例えば、100から7を引き続けるいわゆるセブンシリーズは、Mini-Mental State Examination(MMSE)やMontreal Cognitive Assessment(MoCA)では不正解でもやり続け、途中の引き算が正解ならカウントします。しかしHDS-Rでは不正解なら中断します。数字の逆唱も3桁で失敗したら4桁はやりません。語の流暢性を見る野菜の名前も、言葉が詰まり10秒経ったら打ち切ります。国際的な共同研究には使用できないと思います。 山鳥重先生の神経心理学入門に、見当識障害は独立の症状であることはなく、注意・領域・記憶の障害の表現と書いてありました。 MMSEの原著は こちら 。いくつかの日本語版があります。英語版から日本版を作成するには、単に翻訳するだけでなく、文化の違いも考慮する必要がある。そして、内容・採点法・難易度が等価であることが重要です。 こちら 。 MMSEには著作権があります 。MMSE-Jは こちらで購入 。 MoCAは こちら 。各言語が用意され、マニュアルもあります。MMSEよりちょっと難しいです。軽度認知障害の評価もできます。最近のCOVID-19における認知機能障害の研究やパーキンソン病の認知症の評価にも使われています。 Clinical Dementia Rating(CDR)は こちら 。CDR-Jは こちら 。 Read more »
アミロイドβのバイオマーカー - 10月 06, 2024 このページの情報は2024年10月1日のものである。常に最新の情報を参照されたい。 バイオマーカーとは バイオマーカー(生物学的指標:biomarker)とは、「通常の生物学的過程、病理学的過程、もしくは治療的介入に対する薬理学的応答の指標として、客観的に測定され評価される特性」のことである[1]。バイオマーカーには、血圧・心電図・脳波など生理学的検査、MRIなど画像検査、血液など体液検査がある。体液検査の中には、生化学的検査のほか、遺伝子、タンパク質など分子などがある。癌治療では、遺伝子により使用する抗がん剤が選択されている。ファブリー病や球脊髄性筋萎縮症など、治療可能になった神経難病も、バイオマーカー診断が必須である。 認知症の診断は、症候が中心であったが、過去の診断基準でも除外診断のためにはCTなど形態画像が必要であった[2, 3, 4, 5]。最近の診断基準では画像などバイオマーカーが含まれてきた[6, 7]。特にアルツハイマー病では、疾患修飾薬(当時は根本治療薬と呼ばれていた)が現実味を帯びてきたため、バイオマーカーによる診断基準が作成された[8, 9]。amyloid蓄積(A)・病的tau(T)・神経変性(N)の各マーカーに基づく診断体系としてAT(N)分類が提案され[10, 11]、さらに血管因子・シナプス機能・軸索損傷など新たなバイオマーカー(X)を加えたATX(N)分類が提唱された[12]。 鑑別診断を軽度の認知症のうちに行う必要があるが、容易ではない。例えば、抗アミロイドβ抗体薬の治験では、7割近くが要件を満たさず薬の割り付けまで辿り着けなかったが[13, 14]、この一部はアミロイド蓄積がPETで陰性とされた患者である。治験に参加するくらいだから、被験者をエントリーする医師は認知症の専門医、それでも初期のアルツハイマー型認知症の診断を間違うのである。髄液マーカーによるAT(N)分類を用いた国内の検討では、臨床的に診断されたアルツハイマー型認知症のうち39.6%がアルツハイマー病以外の病理が示唆されたと報告されている[15]。抗アミロイドβ抗体薬を使用するために早期アルツハイマー病をより正確に診断するには、バイオマーカーが必要なのである。 言うまでもなく、脳内アミロイドβ陽性=アルツハイマー病、と診断できるわけではない[16]。健常者... Read more »
阿部式簡易BPSDスコア - 12月 30, 2017 従来介護者による認知症患者の精神症状の評価として、 Neuropsychiatric Inventory ( NPI )が使用されていました。 新たに開発された阿部式 BPSD スコア( ABS )は、 NPI スコアとよく関連し、高齢化による MMSE スコア低下と関連してスコア増加( BPSD 悪化)を認め、 BPSD スコアとして信頼できます。そのうえ、 NPI スコアよりも短時間で評価可能であり、介護者による信頼性は保たれます。 以上より、阿部式 BPSD スコア( ABS )は、忙しい日常診療に適した BPSD スコアですので、日々の診療に是非ともご活用ください。 質問項目 殆どない たまにある 時々ある しょっちゅうある 1 )家内外を俳個して困る 0 3 6 9 2 )食事やトイレの異常行動 0 3 6 9 3 )幻覚や妄想がある 0 2 4 6 4 )攻撃的で暴言を吐く 0 2 4 6 5 )昼夜逆転して困る 0 2 4 6 6 )興奮して大声でわめく 0 1 2 3 7 )やる気が無く何もしない 0 0 1 2 8 )落ち込んで雰囲気が暗い 0 0 0 1 9 )暴力を振るう 0 0 0 1 10 )いつもイライラしている 0 ... Read more »
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