梅毒の血清学的検査

RPR

TPHA

結果の解釈

梅毒に感染していない

梅毒感染の極初期(極めて稀)

梅毒感染初期

生物学的偽陽性(自己免疫疾患など精査)

梅毒が治癒あるいは治療後の抗体保有者

TPHA偽陽性

梅毒非治癒

梅毒治療後の抗体保有

両者とも偽陽性

いずれか一方が陽性であれば、必要に応じてFAT-Absを確認

Neurosyphilisで、血清STS(RPRなど)とトレポネーマ抗原試験(TPH、TPHA・FAT-Absなど)ともに陽性あるいはTPHA IgM抗体あるいはFAT-Absが陽性、あるいは過去に梅毒の治療を行なったが2年以上経過しても血清STSが陰転化していない場合は、髄液検査を行う。血清及び髄液のSTSが陰転化しない場合は、6ヶ月ごとに血清および髄液検査を行い、3ヶ月間経過観察する。再燃があれば再治療する。

血清STS・TPHAともに陽性で、髄液検査でSTS・TPHAいずれか一方が陽性であればneurosyphilisと診断する。一般髄液検査は必ずしも異常値を示さない。


参考文献
モダンメディア こちら
ラジオNIKKEI こちら
梅毒診療ガイドライン こちら

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